2019-02-06

新刊『負債の網~~お金の闘争史・そしてお金の呪縛から自由になるために』3月上旬までには出版されます!

お待たせしております、『負債の網~~お金の闘争史・そしてお金の呪縛から自由になるために』

エレン・ブラウン著 早川健治訳 は、もう少しお待ちください。

現在、全国の書店および以下のWEB書店などにて予約受付中です。

定価4800円+税 A5版 544ページ まずは、以下に簡単なプレご紹介です。

経済危機と格差社会はどうして生まれるのか?私たちはどうしてお金にふりまわされ、お金に縛られてしまうのか?お金のヒミツを解き明かし、そこから自由になる方法を提示する本格的な「お金の思想書」。利子付き負債のお金システムを超えるすべての方法を検証し、政府通貨、ヘリコプターマネー、ベーシックインカム、地域通貨、公共銀行、無税国家など通貨改革の基本的視座を再検討する。「オズの魔法使い」という寓話の意味からケインズやマルクス、ハイエクを超える視点を読者にもたらす。

● 内容紹介
私たちの通貨制度に関する思い込みは間違っている。私たちの通貨はすべて、硬貨を除き、「民営」連邦準備制度を含む民営銀行機関が拡張する融資という形で発行されている。諸銀行は元金だけを発行し、融資の利息を支払うための追加の通貨は発行しない。利息分のお金を調達するためには新たな融資を際限なく受ける必要があり、こうしてマネーサプライが拡張され、物価が膨張し、あなたの通貨の本来の価値が強奪される。『負債の網』はこの詐術を丁寧に解きほぐし、私たちが今直面している金融の闇を明解に描き出している。その上で、米国において最も優れた経済思想に根ざした代替案が提示されてもいる。個人や国家の金融安全保障にご興味のある方は必読の一冊である。

読者は、映画『マトリックス』の無知と欺瞞という眠りから醒めた救世主ネオになったような感覚をおぼえるだろう「アメリカン・フリープレス」

ケインズ派やオーストリア学派とならんで、近代経済思想にブラウン派という独立した学派を打ち立てても良いほどだ「デイリー・ベル」

『負債の網』は、国民から金融の生き血を吸い取る営利銀行制度にわが国が依拠しているという危険な現状をのりこえるための、刺激的かつ現実的な解決策を提供している「バズフラッシュ」

● 目次

日本の読者へ
リード・シンプソン(銀行員・宅地開発業者)による序文
謝辞
はじめに 負債蜘蛛の網の中で

第Ⅰ部 黄色いれんがの道―金から連邦準備紙幣までの道のり

第1章 オズの魔法使いの教訓
第2章 カーテンの裏―連邦準備制度と連邦負債
第3章 ユートピアの実験―法貨としての植民地紙幣
第4章 政府が自分の通貨を他から借りるよう説得されるまでのいきさつ
第5章 富の母権制から負債の父権制へ
第6章 王を牛耳る方法―金貸しが英国をのっとるまで
第7章 ポピー畑で居眠りをする議会、警鐘を鳴らすジェファーソンとジャクソン
第8章 脳のあるかかし―リンカーンが銀行家たちの計略をくじく
第9章 リンカーンがヨーロッパ金融界の支配者たちとの戦いに敗北するまで
第10章 偉大なるペテン師―金本位制とインフレーションというおとり

第Ⅱ部 銀行家たちが通貨装置を制圧するまで

第11章 家に勝る場所はなし―家族農場を巡る戦い
第12章 おしゃべり頭と見えざる手―秘密政府
第13章 魔女たちの集会―ジキル島事件と1913年の連邦準備法
第14章 ライオンを手なずけるまで―連邦所得税
第15章 つむじ風の刈り取り―世界恐慌
第16章 経済のさびた継ぎ目に油を差す―ルーズヴェルト、ケインズ、そしてニューデ
ィール
第17章 ライト・パットマンが通貨機械のからくりを暴露する
第18章 連準の脚本を拝見
第19章 売り崩しと空売り―資本市場をクマなく貪り食う
第20章 ヘッジファンドとデリバティブ―違う色の馬

第Ⅲ部 負債による奴隷化―銀行家たちの網が地球を包み込むまで

第21章 黄色いれんがの道よ、さようなら―金準備から石油ドルへ
第22章 テキーラ・トラップ―不法移民の侵略の真相
第23章 黄色のウィンキーの解放―海外で花開いたグリーンバック制度
第24章 破滅の嘲笑―破産したドイツが通貨なき復興に資金提供する
第25章 インフレーションというまやかしの再考―ハイパーインフレーションの「典型」
の再検討
第26章 ポピー畑、アヘン戦争、そしてアジアの虎
第27章 眠れる巨人の目を覚ます―リンカーンのグリーンバック制度が中国へ
第28章 大英帝国の宝石の奪還―人民運動がインドを取り戻すまで

第Ⅳ部 負債蜘蛛が米国を捕獲する

第29章 ブリキの木こりの骨を折る―米国労働者の負債農奴化
第30章 消費者負債の罠の魅惑的なおとり―住宅所有という幻想
第31章 金融完全暴風雨
第32章 竜巻の目の中―デリバティブ危機が銀行制度を停滞させるまで
第33章 幻想の維持―金融市場の八百長
第34章 メルトダウン―諸銀行の密かな破産

第Ⅴ部 魔法の靴―通貨の力を取り返すまで

第35章 資源不足からテクニカラーの富へ
第36章 地域通貨運動―負債の網を回避するための「並行」通貨
第37章 通貨問題―金本位制派とグリーンバック派の討論
第38章 連邦負債―交錯思考の一例として
第39章 インフレーションを起こさずに連邦負債を清算するには
第40章 「ヘリコプター」マネー―連準の新品の熱気球

第Ⅵ部 負債蜘蛛撃破―人民に奉仕する銀行制度

第41章 真の「国有」銀行制度による国家統治権の回復
第42章 利息について―「不可能な契約」問題への解決策
第43章 救済?買い占め?それとも企業取得?―泥棒男爵を同じ土俵で破るには
第44章 手っ取り早い解決策―自分で資金を賄う政府
第45章 心ある政府―第三世界負債問題を解決する
第46章 橋の建設―新しいブレトン・ウッズ制を目指して
第47章 虹の彼方に―徴税なき、負債なき政府

あとがき 300年ネズミ講の終焉

後記 バブルの破裂

訳者あとがき
用語集
参考・推薦文献
原注(引用文献等)
索引

● 著者・訳者のご紹介

エレン・H・ブラウン (エレンブラウン) (著)
1945年生まれ。米国ロスアンゼルス在住。作家、弁護士、社会活動家。弁護士活動を通して現在に至るまで12冊の本と400以上のエッセイを発表。初期は、食生活や医療問題に関する評論を執筆していたが、2007年に本書を発表後、政治経済問題へと関心を移す。2011年に「公共銀行制度研究所」を設立し、2013年『The Public Bank Solution (公共銀行という解決策)』(未邦訳)を発表。また、ケニア、ホンジュラス、グアテマラ、ニカラグアでの 11 年間の海外生活から発展途上国の問題点にも関心を深める。現在に至るまで世界各国でインタビューに答えるなど精力的に活動を続けている。

早川健治 (ハヤカワケンジ) (訳)
朝は「ベーシックインカムさえあれば人や社会に本当に役に立つことができるのになあ」とぼやきつつ会社に行く契約社員、夜は「さあこれから本当の仕事が始まるぞ」とつぶやきつつノートパソコンを開く翻訳者。「スウィーニー薬局」読書会担当、「ベーシックインカム・アイルランド」広報担当。和訳作品では、ロビン・コリングウッド著『哲学の方法について』、同『精神の鏡、知識の地図』、フロスティ・シガーヨンスソン著『通貨改革――アイスランドのためのより優れた通貨制度』。英訳作品では、多和田葉子著『Opium for Ovid(変身のためのオピウム)』。

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